同一労働同一賃金にありがちな疑問を解消!

結束

同一労働同一賃金では、正規社員か非正規社員かに関係なく、同じ仕事をさせているのであれば同じだけの給料を払わなければなりません。
ただ、そこで問題になるのが、“どこからどこまでが同じ仕事なのか”という部分です。
このように、同一労働同一賃金では疑問を持たれるところが多くあります。
ここでは同一労働同一賃金に置ける、よく疑問に思われる点についてご紹介していきます。

どこからどこまでが同じ仕事として扱われるのか

同じ仕事という言葉だけでは、同じような仕事をしている人は全員が同じ給料を払わなければならない、というように見えるでしょう。
ですが実際には、業務遂行能力、転勤や人事異動の可能性、責任の重さなど、多くの違いがあります。
たとえば正規社員であるAさんは、非正規社員のBさんよりも業務遂行能力が高く、Bさんの倍近い仕事をこなすとします。
このような場合、Aさんの給料の方が高いことに何も問題はありません。
AさんとBさんが同じ仕事をしていても、その量に違いがあるので、Aさん給料の方が高いことには合理的な理由があると見られるからです。
また、正社員であれば転勤や人事異動といった、環境がガラリと変わってしまうリスクがあります。
同じ仕事をしていても、それを条件として負っているという意味では、業務の性質に違いがあります。
このようなさまざまな点から、“同一の労働であるかどうか”を判断されることになるのです。

同一価値労働同一賃金

同一労働同一賃金と似ている言葉には、同一価値労働同一賃金があります。
こちらは、ヨーロッパ諸国で使われている言葉です。
同一労働同一賃金とは、正規社員と非正規社員の格差だけでなく、男女間の格差も是正する意図を含んでいるという違いがあります。

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